1970年代後半、三菱自動車は、その高い技術力で国内はもちろん海外からも、日本の新鋭メーカーとして評価され始めていました。そして1976年11月、三菱の技術力を結集して開発されたギャランのハードトップタイプ『ラムダ』を発表。先行発売となっていたセダンタイプ、ギャラン『シグマ』のシャシーを踏襲したハードトップスタイルボディに、角型ヘッドライト4灯装備という独特なルックスで登場したギャランΛ。『ラムダ』とは、いったいどんなクルマだったのでしょう。 掲載日:2019.4/8 三菱自動車初代ギャラン・ラムダ / 出典: 『サイレント・シャフト』が生み出す無振動エンジン ギャランΛのグリルにはアストロン80ロゴが輝く / 出典: 三菱ギャランGTOに代わるセダン、シグマサルーンベースのハードトップスタイルとして、1976年12月に登場した初代ギャラン ラムダは、4気筒エンジン搭載モデルとしては異例のドライバースペースの静粛性と、振動の少なさがセールスポイントのモデルでした。 ボディ側のインシュレーション効果を向上させる為に、フロアパネル全面やスカットルに遮音材を敷き詰め、トランク部分やルーフパネルにまで様々な吸音素材を用いたりして静粛性を向上。 さらに、振動対策への秘密は、エンジン内部に隠されています。 それは、ラムダの発売から遡ること約1年半前、1975年2月にギャランGTOシリーズは最後のマイナーチェンジを敢行。 三菱の最新技術を投入した、新型2000ccエンジン搭載モデルを発売しました。 三菱ギャランGTO /出典: