松濤美術館で開催されている、藤田嗣治と愛書都市パリ-花ひらく挿絵本の世紀-を見に行ってきました。 1900年代のヨーロッパでは挿絵本ブームだったようで、藤田をはじめ著名な画家の限定版の挿絵本が数多く出版されていたそうです。今、そういう本はなかなか出版されないことを考えると、いい時代ですね。 藤田嗣治の作品の中で私が特に好きな猫の絵は、数点展示されています。図録にはもっと載っていたので全部見たかった! その他、線描きで描いた女性のラインは美しかったですし、色使いもちょっとくすんだ色が多くてしゃれた感じがしました。実際パリでも人気だったようです。 松濤美術館は、ゆったりとソファーが置かれていたり、中庭が吹き抜けになっていたりしてくつろげます。私が行ったのは平日の11時頃。この時間帯は混んでいる美術館が多いんですけれどこちらはすいていてゆっくり鑑賞できました。こじんまりとしているところもいいですよ。 藤田嗣治と愛書都市パリ-花ひらく挿絵本の世紀-は渋谷区立松濤美術館で9/9までの開催です。