船橋市内に建つ、「160名の園児が自然と共にのびのび遊べ、同時にすべての保護者や保育士が安心できる」保育園。中央の庭と外端の木々を周るようにデッキやスロープ、階段やブリッジを巡らせ、子どもが楽しく遊べ、緊急時も逃げやすい立体回遊動線になっている。外部からは台形の堅牢な壁と屋根で覆い、“楽しさを強さで守る構成”とした。雨風を防ぐ庇(ひさし)付きの外廊下で中庭を囲うロの字型園舎は、忙しい保護者の土足のままの送迎や、対岸の保育士同士の助け合いを容易にするなど、大人の快適性や安心感にも寄与している。