なぜ設計競技なのかグローバリゼーションが当たり前の昨今、「海外では」と言うのはじつに気恥ずかしい。けれども、公共建築における日本の設計発注の現状を考えると、何となくそういう気持ちになってしまう。多くが知るように、日本の建築家は国際的に高く評価されている。建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞においても、日本の受賞者(7人)は米(8人)に次ぐ数であり、次の英、西(各4人)、瑞(3人)、伊、独、仏、