知覚に感知される物理的な身体はいずれは老いて衰え、死ぬ運命にあるのに、その身体を自分と同一視すれば、遅かれ早かれきっと苦しむ。身体にアイデンティティを求めないということは、身体を無視したり嫌悪したり、かまわずに放置することではない。身体が強…