パイミオチェアデザイナー:アルバー・アアルト、1932年成形合板、カバ材アルバー・アアルトが妻のアイノ・アアルトと共に、結核療養所の設計コンペで最優秀に選ばれたのは1928年のことでした。フィンランドのパイミオという街にその療養所が建つ1933年までに、この施設で使われる家具もアアルトがデザインしました。マルセル・ブロイヤーのパイプを使った椅子を使うことも検討されましたが、木製の椅子のほうが療養所の雰囲気にマッチして患者が触れたときの暖かみもあるとの判断で、この椅子がデザインされました。患者が休むラウンジに置かれ、座った患者の呼吸が楽にできるよう座の角度が考慮されています。デザインの過程では多くの試作が作られ、フレーム部と座と背が一体になった部品の両方がカバ材となり、座った時のやわらかな柔軟性が生まれました。1935年にアアルト自身が設立に参加した家具会社アルテックでの製造が開始され、今なお生産が続いています。この『1:16シリーズ』でモデル化するにあたり、アルバー・アアルト財団とアルテック社のマリアンネ・ゴーブル氏社長に快諾をいただいたことを感謝します。 16分の1で作って集める椅子とインテリアの紙模型フラットな印刷物を切り取り折り曲げると、そこに立体が生まれて周りに小さな空間が立ち上がります。 バリエーション: 001 Sussex chair / サセックスチェア 002 Shaker chair / シェーカーチェア 003 Butterfly chair/ バタフライチェア 004 Hill House 1 chair / ヒルハウス1チェア 005 Plywood chair / プライウッドチェア 006 Mezzadro stool / メッツァドロスツール 008 Paimio chair / パイミオチェア 009 Thonet 14 Chair/ト―ネット no.14 チェア 010 Well Tempered chair/ウェルテンパード チェア 011 Ming Dynasty armchair /明朝の椅子 012 Share Chairs/シェアー・チェアーズ